★相続業界には”よい聴き手”が決定的に欠けてる! FMラジオで言っておきたいこと

[相続業界には聴き手が欠けている
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相続業界には”よい聴き手”が決定的に欠けてる!
あす地元のコミュニティFMに出演することになったので、パーソナリティとの想定問答集をつくってみた。
持ち時間は10分程度。
静岡県遺言書協会が引き受けた話なので『ある程度は遺言書のことを話さなければ?』と思ったが、<テーマは自由>ということだったので、冒頭に書いた思いをお伝えすることにした。

 

「相続」にかかわる専門家はもっと相談者の話に耳を傾けるべきだ!
何だか天に唾するようだが、あすどうしても言いたいことはコレ。
以下、FM-Hi「ひるラジ!静岡情報館」トーク内容(抜粋)───

 

終活12の仕事

相続や人がなくなるまでに専門家がかかわる仕事は12ほどある。
なにしろ人が亡くなるのである。
みな初体験。
気持ちのよい話ではないから、不安があっても避けてきたことばかり。
このすべての課題・問題についてワンストップでお答えできる組織に、というのが当協会を設立した理由だ。
協会に集った専門家は、行政書士▼司法書士▼税理士▼土地家屋調査士▼ファイナンシャルプランナー▼社会福祉関係者▼終活の専門家─などがおり、一通りは回答できる。

※冒頭は型通り「静岡県遺言書協会」のPRするつもり。

─実際にいろいろな「相続」を見られて、「相続」では何が問題か?

ごく初歩的な、本当に基礎的な知識があいまいな人が多いということです。

─基本的なことと言うと?

法定相続人(相続人には順位があるということ)
法定相続分 ⇔ 遺留分 (基本的に”もらえる権利”だと思っている。権利意識だけが膨らむ)
相続放棄 ⇔ 単に「もらわないこと」との混同 (放棄するとトンデモナイ!ことになる場合も)
もっと言えば
遺言書 ⇔ 遺産分割協議 (遺言が先です!)
こういう誤解の上に、親世代と子世代(と言っても50代、60代だが)との根本的なすれ違い!

※実際に放送を聴いてもらわないと分かりにくいかもしれない。ひとことで言えば、あやふやな知識の人が大半だということ。ふつう、知識があいまいでもほとんど不都合は生じないが、こと「相続」となるとそうはいかない。不確かな知識ゆえに大金を失うことにもなりかねない。
例えば、「相続放棄」と「単に遺産をもらわないこと」では、意味がまったく違う!
相続放棄は家庭裁判所に行って書類を書かなければならないほど重い。
相続放棄すると、「最初から相続人ではなかった」ことになる。
この意味はまことに重大で、
お母さんに全遺産を相続してもらうつもりで子全員が相続放棄をすると、
「第1順位」の相続人がいなくなったことになり、法定相続人は「第2順位」の父の両親に移ってしまう。
両親がすでに亡くなっていると相続権は「第3順位」に移り、父の兄弟姉妹(おじ・おば)が登場することになる。
「お母さんに全遺産を」のつもりが、思いがけない相続人を出現させてしまうのだ。
(放送ではここまで話す時間はないかな………)

─「昔の相続」と「今の相続」はそんなに違う?

違いますね。
親世代……何もしなくても『なんとかなる』と思っている
子世代……なんともならないことを知っている。でも、親の財産のことなので言えないでいる
もらう側は権利意識が高い → しかし公平に分けられる財産を持っている人はほとんどいない(「実家」がその例。分けられない財産である。地方だと“負の財産”になってしまうかもしれない。それなのに「高価な遺産を相続するのだから”代償金”がほしい」と他の相続人から言われかねない)

その上、相続人の立場が違うと“主張”はまずかみ合わない‼
同居 ⇔ 非同居
介護した人 ⇔ しなかった人
お人好し ⇔ 欲張り(権利意識が高い)
実家をもらう人 ⇔ もらわない人
つまり
親の存在を近く感じている人 ⇔ 遠い存在になっている人(遠くに生計の拠点、他家に嫁いだ等)では問題意識が共有されることはまずなく、話し合う基盤がそもそもないという話

※このように個々の相続人の立ち位置や意識が異なると、親の財産をめぐって折り合いの付けようがない。相手に対する「理解力」がないからまとまりっこない。

─では、どうすればいい?

①よく話し合っておくこと(親と子、子同士も)・・・・・・半分くらいはこれで防げる
②そういう家族でない場合 → 「対策する」しかない! そういう家庭が多いのに・・・・・・、圧倒的多数の人は何もしません。

※①は当たり前のようだが、効果はある。特に親の前で意見を言い合えば落ち着くところに落ち着く可能性は高い。逆に言えば、こういう話ができない家族は、はじめから”争族”を内包している家族だと言える。
※だからこそ「対策」なのだ。それなのに親世代は大半が”問題”を認めようとしないし、チラリと不安がよぎっても『うちに限って』と根拠のない希望的な観測に逃げ込んで、何もしない。

─なぜ「対策」しないのでしょう?

①もめると思っていない
安心して相談できる相手がいない  
相談者自身が「問題点」を把握できていない(①)ということもあるが・・・・・、もっと深刻なのは②の問題!
なぜ多くの人が「相談できる相手がいない」と途方に暮れるのか。
「相続」関連の業界には、よい聴き手が決定的に欠けているからです。

「相続」はおカネの話になりがち。
専門家はおカネの話ばかりをし、しかも自分の利益になる方向に話を進めがち。
だから「相談したらおカネを取られる」と思ってしまう・・・・あながち的外れでもない。それで敬遠……

その「相続」に何か問題があるとしたら、徹底的に話を聴くのでなければ正確に “問題”を見つけられないはず。
だから私たちが目指しているのは“よい聴き手になる”ということ。

※①については前項で説明した通り。
②についてはこの記事でいちばんに言いたいことだったので太字で強調した。とかく「おカネ」が絡むと我田引水で”自分の得になるコト”に誘導する者が多くなる。
お客さまはそんなこと、先刻承知しているので「相談すること」自体を敬遠してしまう。「相談すればおカネをむしり取られる」と必要以上に警戒する。
信じていただくことは本当に難しい。

─「相続」のイメージが想像していたのとはだいぶ違っていました。最後に、「相続」のことを扱う専門家としていちばん大事にしていることを教えてください。

私がいちばんに気にかけるのは「本人の安全」です。

─本人の安全ですか⁈

そうです。
ごく普通のご家庭にとって、例えば夫が亡くなって妻が残る。70代、80代。その年代ではもう稼げない。頼りは年金。でも、住む家はある。ところが家は一番大きな財産です。そこで子から「法定相続分だから半分もらえる権利がある。不公平だ」と言われたらどうなりますか?
「家は仕方がない、お母さんがもらいなよ。なら俺たちはおカネをもらうから」・・・・・・??
あっという間に母親は老後資金の不安を抱えることになる。
こういう相続を私はゼッタイに許せない。

─そういうことが実際に起きている?

現実です。
父親が息子に家を相続させたら、母親が追い出されてしまった例もあります。
きょうは「延命」のことや「認知症」のこと(これも重大な老後リスクです!)も話したかったんですが・・・・・

※放送時間が10分ではたぶん時間切れ。

─次の機会にぜひ。石川さんは“超エンディングノート”をお創りになったんでしたね?

はい。遺言書協会の公式ノートとして創りました。
A4判、60ページのノートです。
「延命の問題」や「認知症への備え」について考えてもらい書き込みを促します。
考えるヒントとして新しい重要な知識をていねいに盛り込みました。
この作業をすれば、自然に老後のリスクについて学べるようになっているのです。
機会があったら、ぜひお話ししたいですね。
『大事なこと、ノート』は遺言書協会に問い合わせいただけば、無料で郵送いたします。

※最後に「連絡先」を放送してもらえたらうれしいのだけれど。

 

★『大事なこと、ノート』の入手はコチラから!

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ジャーナリスト石川秀樹相続指南処行政書士)>

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