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★高齢者こそLINEを使え! 「既読」機能が安心のよりどころになる

高齢者こそLINEを使え

 

高齢者こそ、LINEを使ってほしい。
奇抜な提案に聞こえるかもしれないが、真剣に考えてほしい。
<ひとり暮らしの”私の死”をどうしたら発見してもらえるか>
と思うからだ。

 

■孤独死を放置できない!

最近は、高齢者を対象に「エンディング」の話をすることが多い。
終活のテーマはどれも重要だが、私が第一に気にかけているのは、
縁起の悪い話ではあるが「孤独死」の問題だ。

 

歳を取り”世間から遠ざかる”のはまずい。
どうしたら(少数の人とでいい)交流を遮断しないで済むか?
すぐに思いついたのは「Facebook」のことだった。

 

かつては3世代同居だったわが家も、子どもたちは独立し住むまちが違う。
そこで父親の強権を発動して5年前、Facebookに「秘密のグループ」を作った。

今は家内が元気だから私に切迫感はまるでない。
しかし先日、隣家で”異変”があり、気が変わった。

 

ふだんからよく挨拶をかわしていた隣家の人が亡くなったのである。
独り暮らしであり、入浴中に急変して帰らぬ人になった。
私を含め近所の誰も気づかず、事実が確認されたのは死亡から5日もたっていた。

 

友人知人で「孤独死」をしたのは3人目だった。
まさかお隣でこんなことが起こり得るなんて、(2回も見聞きしていたのに)想像もできなかった。
66歳になった。他人ごとではないのである。
誰か気づいてくれるだろうか・・・・・。
『秘密のグループに何日も書き込みがなければ<おかしい>とおもってくれるだろうか』
かすかにFacebookに期待する気持ちになった。

 

■FacebookよりLINEが使いやすい

このことをセミナーで話してみようか―――
いや、ちょっと待て! 高齢の方たちにいきなりFacebookか?
今からFacebookを覚えてもらうのでは、ちと敷居が高いのではないか。
そこで昨日、思いついたのは「LINE」のことだった。
「交流」のために使うならLINEの方がだんぜんわかりやすい!

 

高齢者こそLINEを使え

高齢者の孤独死はこれからの社会問題になる。
らくらくスマートフォンの出番がありそうだ

 

さっそく昨夜、「LINE_スマホ_高齢者」でググってみた。
予想に反し、かなりのヒット数である。
中で<高齢者こそ「既読」が必要だ!>という見出しがヒットした。
「おっ」と思った。
『そうだな。まさにそうだよ!』

 

かつて私は ★「ブロック」もワンクリック、LINEってつらいネ!
というブログを書いたことがある。
その中で「既読」機能のことにも触れた。その時はかなり否定的に書いた。
読めばすぐに返事をせかされる、遅れればいじめの原因にも・・・・、と思ったのだ。
しかし高齢者の場合は─――そう、「既読」は生きている証拠じゃないか!!

 

LINEの「既読」機能

メッセージを送ると送信時間が記録され、相手がメッセージを開くと「既読」の文字が入る

 

お節介な機能だとは思う。しかしそのお節介の効果、
若い人と高齢者ではぜんぜん持つ意味が違ってくるのだ。
これは大発見!

 

LINEユーザーは5000万人。
国内ではツイッターやFacebookをはるかに超えた。

「グループの連絡ツール」に限定すれば、高齢者でも無理なく使えそうだ。
さらに検索すると、ドコモが「らくらくスマホ」に(本来は使えないはずの)
LINEアプリを無料で提供し始めた、という記事も出てきた。

 

■格安スマホ、SIMが追い風

問題は価格である・・・・。「らくらくスマホ3」の値段は6万5千円。
24回払いに機種代金を組み込むと月々7千円近くになりそうだ。
年金暮らしの高齢者には負担が大きそう。でも、何とかならないか。

 

格安スマホならどうだろうか。
近ごろは格安SIMも出てきた。
組み合わせれば月額3000円台のスマホもかのうではないか。

 

ただし格安スマホでLINEを使うとなると、アプリをインストールして使える状態にしなければならない。
家族がいるなら、高齢者にセットして渡してほしい。
家族がいない場合は、やはり行政の出番に期待したいところだ。
それこそ公民館や交流館で「格安スマホでLINE講座」を開いてもらいたい。
イオンなどを抱き込んで(「業者だから入札が必要」などと堅いことはいわずに)
SIMカードやLINEアプリの設定込みでスマホ端末を販売させたらどうか。
合わせて「99歳でも使えるLINE交流講座」の講師役もお願いしたい。

 

こういう社会貢献なら民間企業の力をどんどん借りてもよいのではないか。
「高齢者の孤独死」は今後、必ずや社会問題になっていくはずだ。
現状で、見回り隊などのボランティアもあるとはいえ抜本解決にはなっていない。
「人口の4割が高齢者」の時代がほどなくしてやって来る。
すべてをお役所のせいにするのは酷だと思うが、現に孤独死のことを考えると
行政が「他人ごと」「余計な仕事」と頬かむりして済む問題ではなさそうだ。

 

なーに、こういう問題は前例をつくればあっという間に広がっていく。
現にそこに、切実な要望がある問題なのだから。

行動力のある行政パーソンに、まず手を挙げてもらいたい!
行政書士の端くれとして、私も全力でお手伝いするつもりだ。

 

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石川 秀樹

遺言、相続対策と家族信託の専門家です。特に最近は家族や事業を守るための民事信託への関心を強めています。遺言書や成年後見といった「民法」の法律体系の下では解決できない事案を、信託を使えば答えを導き出すことができるからです。
40年間、ジャーナリストでした。去る人、承継する人の想いがよりよくかみ合うようにお手伝いしていきます。

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★筆者のプロフィール

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石川秀樹

1950年生。ジャーナリストです。相続対策家(行政書士)。小さな出版社の社長でもあります。何を書いてもユニーク。考え方がまともなだけなんですが。このブログは遺言相続、家族信託、それと老後のあれこれについてが中心。

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